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10代の声ジェネレーター

10代のキャラクターは学園もの、青春もの、アニメの大半を背負っていて、いちばん外しやすい年齢帯でもあります。幼く寄せるとギャグになり、老けて寄せると前提ごと崩れる。ここにあるのはライブラリでいちばん若い大人の声で、14歳より17歳に近く聞こえます。書くときの正直な目安はそこです。

まずはこの4人から

Cass

Cass

17歳で、そのことに怒っている。いい意味で

10代鋭い

公開用のデモ音声を制作中のため、サンプルは仮の音声です。どのプランでもすべての声を使えます。ライブラリは有料の壁ではありません。

誰も正しくキャスティングしない年齢帯

思春期の声は、子どもの声とも大人の声とも物理的に別物です。音域は落ち着いたのに共鳴はまだ落ち着いていなくて、話し方は隣のどちらの帯よりも速く、切り詰められています。読み上げのエンジンの多くはこの帯を飛ばしてきました。このライブラリの裏で動いているエンジンも例外ではありません。子どもの声と大人の声があって、あいだにはほとんど何もない。だからアマチュアの青春ものの音声には、30歳に聞こえる高校生があふれています。

いちばん若い声からキャスティングして、そのリズムに合わせて書くと、書き方の問題がいくつか勝手に消えます。ここに本物の10代の声のモデルはなく、あるのは若い大人の声です。だから16歳に聞こえさせる仕事はセリフが担います。短い応答、多めの割り込み、定まりきらない言い回し。そう書いたセリフは、実際には20歳の声が読んでも若く聞こえます。

ただし日本語では、この帯に本当に対応する声が用意できているとは言えません。届く14種類のうち年齢は音域の近さで割り当てられていて、10代専用のモデルがあるわけではないからです。つまり年齢の印象は、キャスティングが5割、書き方が5割になります。幸い書き方の側の効き目は大きい。文を短くし、一人称を年齢に合わせ、語尾をくだけさせる。この3つを揃えた台本は、中庸な声に読ませても10代に聞こえますし、揃っていない台本は、どの声で読ませても聞こえません。

態度はキャスティングの判断であって、設定ではありません

青春ものは姿勢で動いています。冗談ではぐらかす子、何も言わない子、まっすぐで、そのことが恥ずかしいくらい誠実な子。文章の上ではこれが別人に読めます。語の選び方が見えるからです。音声では、声の既定のエネルギーが違っていて初めて別人に聞こえます。

キャラクターごとに平常時の感情を1度決めて、あとは例外だけ行単位で演出してください(行ごとの感情はPro)。青春もののシーンの感情の弧は、たいてい長いノーマルの区間と、それを破る2行です。その2行だけに印をつけるほうが、シーン全体をドラマ側に押すより効きます。

よく使われている場所

多いのは3つです。アニメとマンガの二次創作ボイスドラマ、絵と文のコミュニティで回るオリジナルキャラクターの小芝居、そして縦型ショートドラマ。学園ものは世界的に見ても本数の多いジャンルです。3つとも速く、量が出て、たいてい1人で作られていて、3つとも、書き直しのあとに収録を組み直すのではなくシーンを作り直せることの恩恵を受けます。

ノベルゲームは4つめの、少し性質の違うケースです。ここでは10代の声が、連続したシーンではなく何百本もの短い分岐セリフを運びます。演出より、ぶれないキャストのほうが重要になります。分岐をまたいだ一貫性こそ、プレイヤーが気づくところだからです。

日本では、ここに縦型ショートドラマが重なってきます。学園ものはこの形式で本数の多いジャンルのひとつで、1話が1分から2分、それが80話続く。10代の声が80話にわたって同じでなければならない、という要求は、人の収録では日程の問題になり、ここでは工程の問題になります。1話1プロジェクトで、キャスト表から毎回同じライブラリのキャラクターを選び、書き出す前に主役の最初のセリフを聴いて確かめる。PlusとProなら同じ台本から字幕も出せるので、話数ごとの字幕作業がそのまま消えるのも、この形式では大きい差です。

リアルさについて

合成の10代の声は会話では説得力があり、極端なところでは弱くなります。部屋の向こうへ怒鳴る、文の途中で泣き出す、笑いながら話す。これらは身体の出来事で、モデルは再現ではなく近似をしています。避けられるところは避けて書き、避けられないところは、その数行だけ自分で録って差し込むことを考えてください。

これは恒久的な制約ではありませんが、いまの制約ではあります。最終ミックスで驚くより、先に織り込んでおくほうが楽です。

数ステップで台本から音声まで

  1. 声より先に年齢帯を決める

    15歳と19歳は別の楽器です。思春期のどちら寄りかを決めてから、その年齢のタグがついたライブラリのキャラクターを試し聴きしてください。

  2. 話者を全員入れて貼り付ける

    10代のシーンは群像です。友人、ライバル、話の通じない大人。一緒にキャスティングして、最初の書き出しからアンサンブルの釣り合いが見えるようにします。

  3. ふだんの態度を既定にする

    10代のキャラクターにはたいてい平常時の音域があります。だるい、前のめり、警戒している。キャラクターの既定の感情として置けば、例外だけ演出すれば済みます。

  4. 崩れる行を演出する

    青春ものは、鎧が落ちる瞬間で生きています。Proなら、その行だけ悲しみやささやきに印をつけて、周りはノーマルのまま置いてください。対比が仕事をします。

  5. 書き出してスマートフォンで聴く

    聴き手はスマートフォンのスピーカーか安いイヤホンです。公開前にそこで確かめてください。高く明るい声は小さいドライバーで挙動が変わります。

よくあるご質問

大人が若作りしているように聞こえませんか。

ピッチを上げた声は使っていません。10代のキャラクターを演じるのはエンジンでいちばん若く聞こえる声なので、あの効果のいちばんの原因は避けられています。ただし14歳より17歳に聞こえやすい声です。残る手がかりは言い回しです。長く形式ばった文を書けば、どの声でも意図より年上に読まれます。

若者言葉やネットスラングは使えますか。

ふつうの語として書けば自然に読まれます。危ないのは略語とアルファベットの混在です。読みが割れるものがありますし、どちらになるかは語によります。1度確認して、必要なところは読ませたいとおりの表記で書いてください。

敬語とタメ口はどう使えばいいですか。

10代の関係を書くのに、これがいちばん強い道具です。先輩に敬語、同級生にタメ口、そのキャラクターだけ誰にでも敬語。声を替えなくても人物が変わります。いちばん効くのは切り替えの瞬間で、ずっと敬語だった後輩が1行だけタメ口になると、その行に感情のタグは要りません。

日本語の10代の声は選べますか。

専用の10代モデルはありません。日本語で届く14種類の声のうち、ja-JPのネイティブは2つだけで、年齢帯は音域の近さで割り当てられます。だから日本語では、年齢の印象の大半を書き方が担うことになります。文を短く、語尾をくだけさせ、一人称を年齢に合わせる。この3つで、設定をいじるより確実に若くなります。

10代の声でオーディオブックを1冊通せますか。

一人称の青春ものなら通せますし、よくある選択です。語り手が主人公なのだから、10代の声が正解です。ただし編集の時間は多めに見てください。明るい声は1時間の長さに対して、温かい中音域のナレーターほど寛容ではありません。

書いてはいけないものはありますか。

未成年として書かれたキャラクターの性的な内容は、音声の作り方にかかわらず利用規約違反です。生成したアカウントは停止します。

今夜、最初の1シーンをキャスティング

台本を貼り付ければ、CastDubが登場人物一人ひとりに声を割り当てます。あとは完成したボイスドラマを書き出すだけです。

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