ワークフロー

TRPGセッションの音声づくり

キャンペーンは、誰にも書き留めきれないほどの物語を生みます。用意しておいたNPCのセリフはセッションを良くし、ドラマ仕立てのあらすじは次の回までプレイヤーを物語につなぎとめ、いちばんの名場面は、思い出ではなく音声として残す価値があります。

ここでうまくいく理由

見せ場が決まる

黒幕の演説、予言、神の声。前もって書いておいた瞬間こそ、用意した声が生きます。アドリブの部分はあなたのもので、そうあるべきです。

何度も出るNPCが覚えてもらえる

プレイヤーが鍛冶屋を覚えているのは、鍛冶屋らしい声をしているからです。2年続くキャンペーンでは、どのNPCをどのライブラリのキャラクターが演じるかを書き留め、毎回のプロジェクトで選び直して耳で確かめているかどうかが、1つの世界と、場面の寄せ集めとの差になります。

あらすじが物語に引き戻す

セッションの合間の5分のドラマ仕立てのあらすじは、どんな文字のまとめより卓の熱を保ちます。忙しいGMやKPがこのツールで作れる、いちばん価値のあるものです。

名場面が共有できる作品になる

卓でいまだに語られる場面を、配役し、演出し、ミックスした音声ドラマにできます。4人の話し声と犬の鳴き声が入った録音ではなく。

この作り方に合う声

Bram

Bram

Tavern keeper and accidental quest giver

男性年配イギリス英語TRPG温かい
Mabel

Mabel

Village witch, more herbs than hexes, very tired of adventurers

女性年配イギリス英語魔女ファンタジー
Torvald

Torvald

Knight commander who gives orders that men actually follow

男性大人イギリス英語ヒーローファンタジー
Delphi

Delphi

Oracle who answers the question you should have asked

女性大人イギリス英語神秘ファンタジー
Grit

Grit

Monster with a chest cavity the size of a bus

男性大人アメリカ英語モンスター低音
Ashford

Ashford

Velvet-voiced villain who apologises before he ruins you

男性大人イギリス英語悪役なめらか
Orrin

Orrin

Old man on a porch who remembers the flood

男性年配アメリカ英語年配ナレーション
Seraphine

Seraphine

Court princess whose politeness is a weapon

女性青年イギリス英語王族ファンタジー

ライブラリ全体を見る →

作り方

  1. 一行が実際に会うNPCを挙げる

    何度も出るキャラクターと、その回の見せ場。一度きりの門番に準備は要りません。

  2. 前もって書けるセリフを書く

    依頼の導入、あいさつ、黒幕の独白。アドリブは引き続きあなたの仕事で、そうあるべきです。

  3. NPCごとに配役して書き留める

    似た声を20用意するより、はっきり違う声を3〜5。キャラクターはプロジェクトの中にしか残らないので、どのNPCをどのライブラリのキャラクターが演じるかを一覧にして毎回同じものを選び、聴いて確かめてください。新しいプロジェクトで同じ声に当たるとは限りません。

  4. セッションの前に生成しておく

    事前に作って、音声をNPCごとに整理しておきます。NPCごと、または見せ場ごとに小さなプロジェクトにすれば、それぞれ1つのファイルになります。卓でツールをいじる時間は、声の出来が悪いことよりずっと高くつきます。

  5. あらすじは大胆に削る

    4時間のセッションを5分に。削ることが腕の見せどころで、生成は簡単なほうの作業です。

  6. 書き出して卓で共有する

    プレイヤーがふだん話しているDiscordのチャンネルなどに、あらすじを置きます。キャンペーンが持てる、いちばん安い盛り上げの道具です。

準備こそ積み上がる部分

TRPGのキャンペーンを回すのは、ほとんどがアドリブで、それを少しの準備が支えています。そして質が積み上がるのは準備のほうです。用意した黒幕の演説は何か月も覚えられ、その場で考えた演説は悪くなくても忘れられます。声も同じで、一貫したNPCの声を2つ3つ持っているGMは、声の幅に関係なく「声がうまい」と覚えられます。

生成した音声は、芝居を置き換えるのではなく、準備を広げるものです。マップを印刷したり、ハンドアウトを作ったりするのと同じで、セッションの前に作ってセッションを良くし、卓の回し方には何の影響も与えません。

あらすじは過小評価されている使い道

キャンペーンが勢いを失うのは、セッションとセッションのあいだです。2週間たつと皆が何があったかを忘れ、次のセッションの最初の1時間は思い出す作業になります。文字のまとめは役に立ちますが、ほとんど読まれません。音声のあらすじは聴かれます。通勤の時間に収まるからです。

要所の場面にナレーションをのせ、NPCのセリフはそれぞれの声で。5分のドラマ仕立てのあらすじは、このページでいちばん見返りの大きい使い方です。書いて生成するのに40分ほど、それでセッションの合間のキャンペーンの空気が変わります。短く保ってください。全部入れたくなる誘惑こそが、あらすじを聴けないものにします。

キャンペーンをドラマにする

日本には、TRPGのリプレイを読み物や動画として楽しむ文化が長くあります。書籍のリプレイがあり、合成音声にキャラクターを演じさせる動画リプレイがあります。ただ、実際のセッションの録音をそのまま聴くのはつらいものです。4時間、声のかぶり、ダイスの音、長いルール確認。聴き手のつくリプレイは、どれもあとから大きく編集されているか、台本として書き直されています。

脚色は録音より手間がかかり、そのぶん桁違いに良いものができます。大事だった場面を選び、台本に書き直し、プレイヤーのキャラクターとNPCに配役して、20分ぶん生成する。できあがるのは、あなたのキャンペーンから生まれた音声ドラマで、人が実際に聴くものです。

卓は人のものにしておく

1つ、はっきり書いておきたい注意があります。TRPGの価値は、人が集まって一緒に物語をこしらえることにあります。GMとプレイヤーのあいだに画面を1枚増やすものは、どれほど良い音がしても、得るものより失うもののほうが大きいのです。

このツールの居場所は、セッションの前と後です。最中に使うのは、用意した瞬間に再生ボタンを押すときだけ。これを上手に使っているキャンペーンは、卓の上では使っていないキャンペーンと見分けがつきません。それこそが狙いです。

実際のセッションから何を録っておくか

あとでキャンペーンから何か作るつもりなら、セッションは録音しておいてください。ただし、生のセッション音声はほぼそのままでは使えないと分かったうえで。声のかぶり、ダイス、ルールの議論、4時間の長さ。その場にいた人しか聴かない録音になります。

録音が本当に役に立つのは、参照資料としてです。6週間後にあらすじを書いたり場面を脚色したりするとき、実際に誰が何を言ったかが残っていることは、記憶よりはるかに価値があります。作品の素材ではなくメモとして扱えば、その価値はすぐ分かります。オンラインセッションなら、チャットのログも同じように役立ちます。

その目的なら、卓の真ん中にマイクが1本あれば足ります。実際に何かを2回作るまでは、機材は買わないでください。

セッションを聴けるものに脚色する

セッションを誰かが聴く音声に変えるのは、編集ではなく脚色です。起きたことから台本を書く。大事だった2〜3の場面を選び、残りはナレーションに圧縮し、プレイヤーが実際に言ったことを書き起こすのではなく、キャラクターにセリフを与える。

4時間のセッションから20分の脚色、これはいい比率です。聴き手を尊重し、無理のないプランの枠に収まり、そのゲームを遊んだことのない人にもプレイヤーが勧められるものになります。それが、リプレイの脚色がうまくいったかどうかの本当の試験です。公開するなら、プレイヤーの名前や卓での発言をどこまで出すかも、事前に全員で決めておいてください。

1つだけ、そのまま残すべきものがあります。全員が引用する、あの笑える場面です。それは脚色を生き延び、人が聴く理由になります。

かかる費用

Free

US$0 / 月

 

お金を払う前に、自分の台本がキャストされた状態を聴いてみてください。

  • 生成と試聴はクレジットを使いません(24時間あたり30行まで)
  • ダウンロード用クレジット4,500(生涯で1回きり、完成音声およそ13分ぶん)
  • 40人のキャラクターボイスすべて。有料の壁はライブラリではありません
  • 1プロジェクトにつきキャスト2人
  • 個人・非商用のみ

Basic

US$5 / 月

 

ボイスライブラリを丸ごと開けて、完成した音源を持ち出しはじめる。

  • 40人のキャラクターボイスすべて
  • 毎月54,000クレジット(およそ160分)
  • 1プロジェクトにつきキャスト5人
  • 商用ライセンス付き

Plus

US$19 / 月

 

間を自分で決める。打ち明け話はゆっくり、口論は前のめりに。

  • 毎月180,000クレジット(およそ540分)
  • 行ごとの話速コントロール
  • 1プロジェクトのキャスト数は無制限
  • SRT字幕の書き出し

プラン比較を見る →

よくあるご質問

生成したセリフをセッション中に流してもいいですか。

用意した見せ場なら、ぜひ。うまくいきますし、プレイヤーも喜びます。応答が必要な場面では流さないでください。入力しているあいだの沈黙は、完璧でない声よりずっと場面を壊しますし、生のセッションでは磨き上げより勢いが大事です。オンラインセッションなら、ボイスチャットに音声を流す手順を事前に一度試しておいてください。

どれくらい準備すればいいですか。

やりたいと思うより少なく。何度も出るNPCの声が3〜5、1回のセッションに見せ場が1つ。続けられる準備としてはそれくらいが上限です。それ以上準備すると、たいてい準備の質が落ちます。

セッションまるごとを音声ドラマにできますか。

できますが、4時間のセッションはBasicの1か月ぶん(日本語でおよそ160分)をゆうに超え、Plusでも1か月ぶん(およそ540分)の半分近くを一度に使う量で、誰も最後まで聴きません。名場面を脚色してください。いちばん良い場面を20分、台本として書き直したものは、書き起こしと違ってちゃんと聴けます。

D&D以外のシステムでも使えますか。

D&Dに固有のものは何もありません。前もって用意したNPCがいるTRPGなら同じように役立ちます。クトゥルフ神話TRPGのようなホラーや探索もののシステムは、雰囲気がプレイの多くを担うので、むしろ恩恵が大きいと言えます。リプレイとして公開するなら、そのシステムの二次創作や動画公開のガイドラインを先に確認してください。

プレイヤーが自分のキャラクターに使ってもいいですか。

もちろんです。あらすじやキャラクター紹介のために、自分の探索者や冒険者に声を持たせたいプレイヤーには、うれしい使い方です。Freeの一度きりのおよそ13分にもよく合う使い道です。

毎週遊ぶ卓にはどのプランが合いますか。

Basicです。Freeのおよそ13分は一度きりの体験ぶんで、毎週や毎月もらえる枠ではないので、あらすじと用意したセリフの数回ぶんで尽きます。毎週遊ぶなら、毎月およそ160分のBasicが現実的な出発点です。毎週5分のあらすじを作るだけで、NPCのセリフより先に月20分ほどになります。

今夜、最初の1シーンをキャスティング

台本を貼り付ければ、CastDubが登場人物一人ひとりに声を割り当てます。あとは完成したボイスドラマを書き出すだけです。

無料で作ってみる

クレジットカードは不要です。無料枠は一度きりの持ち分です。